ABI-STAは30年後、世界で活躍できる「未来を担う子どもを育てる」ために設立しました。
ABI-STAとは「Ability Station」の省略で、さまざまな分野のプロフェッショナルが持つ能力(Ability)が、ここで未来に進む列車に乗り換えて旅立っていく駅(Station)なのです。
もちろん、旅立つ列車は希望に満ちた子どもたちです。
2020年の大学入試改革に始まり、アクティブラーニングの導入やICTの活用など、ここ数年、日本の教育は明治4年以来最大の改革期にあります。ベースになる知識はもちろん大切です。それを習得する術やその経験も相変わらず大切です。しかし、それだけではなくなるのです。
『知識の総量』ではなく『今までにないものを生み出すセンス』を育むにはどうすべきか?
ただ学力を身につけて偏差値の高い学校に進むだけでは通用しない社会で、『力強く生き抜いていけるように育てる』にはどうすべきか?
こういったことを、子どもの周りにいる大人が本気で考えることが、今とても大切なのではないでしょうか?
ABI-STAでは、学校や塾という概念を打ち破り、長年数多くの子どもたちを指導してきた経験に基づいて、30年後世界で活躍できる「未来を担う子どもを育てる」ためにはどのような経験が必要か、どのような学習が必要か、どのような環境が必要か、様々な観点から今の私たち大人にできることを集約した教育施設です。
ABI-STAで学び育った子どもたちが30年後、世界で活躍することを楽しみにしています。



日本の人口は、2000年までの100年で3倍になり、2000年からの100年で1/3になると予想されています。 さらに、人口推移のグラフ(資料)からもわかるように、子どもたちが社会に出る2030年以降は、すさまじい勢いで減少していきます。この減少にかかわらず、経済力を維持できるかどうかが未来の日本、すなわち子どもたちの生活水準を左右することになるのです。

そのためには、さまざまな国の人々と協力し合いながら、斬新な発想で何かを生み出し続ける力が物を言うのです。ただ組織に属するだけの安定感は急激に希薄になっていくことは、間違いありません。



2011年のとある日、ニューヨークタイムスに掲載された記事です。彼らが世の中で活躍する30年後のために、私たち大人ができることは何でしょう?
現に見渡してみても、30年前にはまだなかった企業は想像以上に多いものです。)










この30年間に登場した「もの」を振り返ってみると、そのスピードの速さに驚きます。(資料)電電公社がNTTになった30年前、電話線のない電話など想像もつかなかった時代に、誰がスマートフォンの普及を想像したでしょう?
とすれば、30年後にどんな「もの」に囲まれて生活するのか、今の誰にもわからないでしょう。








21世紀を迎え、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。
中でも急速なグローバル化は、将来に大きく関わる変化でしょう。日本国内は人口が減少し続け、市場規模はどんどん小さくなり、また海外メーカーの技術力が飛躍的に向上したことで、競争が激化。日本企業も生き残るために変革を迫られています。そんなグローバル社会の中において、企業は採用選考で「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」のある人材を求めているようですが、これらの項目はいずれも『自信』によって磨かれるものばかりです。
また、数年前と比較して外国人を含めて採用活動を行う企業が増えてきています。企業は優秀なグローバル人材の確保のために日本だけでなく、海外も視野に入れて動きだしているのです。この状況は、さらに広がっていく可能性が高く、企業が求める人材に当てはまらなければ、グローバル社会で勝ち抜くことは難しい時代となるでしょう。

では、自信とはどのように育まれるのでしょうか。自信の根源とは『自己肯定感』と『自己効力感』だと言われています。 『自己肯定感』とは、ありのままの自分を肯定的に捉えること、また目標や将来に向けて頑張ろうと思える感覚のこと。この『自己肯定感』について、海外の若者と日本の若者を比較すると、「自分自身に満足している」と答える人の割合が、日本の若者は圧倒的に低いです。要因としては、ここ十数年に及ぶ沈みがちな日本の景況感によって、社会に対して希望が持てないことや、日本の若者は海外の若者に比べて自分以外の他者の評価によって、自己満足度を得ている傾向が高いことが影響していると考えられます。 また、『自己効力感』とは、何らかの課題に直面した際、「自分には必ず実行できる」という期待を自分自身に持てる感覚のこと。この感覚は、過去の成功体験の積み重ねによって得ることができます。この『自己効力感』も、外国の若者と比較すると、日本の若者の意識はかなり低いと言わざるを得ません。子どもの頃から自分自身でやりきった成功体験や挫折、大きな失敗を乗り越えた経験が無いまま大人になってしまった若者が増えたことが大きな要因だと推察されます。





30年後に子どもたちが幸せな人生を歩むために、私たちができることとは・・・
小学校低学年のうちに、たくさん挑戦してたくさん失敗する。そのために周りの大人がすべきことは何でしょう。
一番大切なのは、成功させるために失敗要因を排除するといった「転ばぬ先の杖」を立てないことだと確信しています。周りの大人にとっては勇気のいることです。 しかし、多くの失敗の中から成功したという経験でなければ、記憶に残らないのです。「かわいい子には旅をさせよ」とも言います。ABI-STAで過ごす時間は、挑戦して失敗したり、仲間とうまくいったりいかなかったり、子どもたちは様々な経験から学んで成長します。このような成長の機会を子どもたちに与え続けることが、ABI-STAのコンセプトなのです。保護者の方々が心配な時、不安な時は、どうぞ子育ての先輩であるステーションマスターにご相談ください。