配信:2019-05-28
【ある日の体験学習】つみ木をつくろう
折り紙を折って8個の箱をつくりました。
物を収納するには、たて・よこ・高できあすさのある立方体の箱が必要で、その箱にどのくらい物が入るかを把握する空間認知能力が必要です。
その力を付けるには、紙面上の問題を解くといった抽象的なことでなく、身近な折り紙を使って8個の箱を自分で折り作るなどの、実体験をすることです。
実際の物への働きかけこそ、感動し、記憶に残り、具体的なイメージが沸き、柔軟に考える力を身に付けることができるのです。
これは中学入試に必須の「センス」を伸ばすだけでなく、30年後に必要な想像力の「センス」をも養う大切な体験なのです。
☆授業を担当している整理収納アドバイザー「江間みはる」先生より~
お片づけの授業にはさまざまな狙いがあります。その第一歩はお子さんが身の回りの事が自分でできるようになることです。一見当たり前のことのようですが、結構やってもらっていることが多いのが現実です。小学校低学年でこれがしっかりとできるようになると、生活だけでなく勉強の面でもその後の伸びが違ってきます。
今月は自宅で洗濯物をたためる様に、子供用の靴下、肌着、タオルなど実際にたたんでもらいました。
「細長いケースに収納するためには、どうたたんだら入りますか?」、「肌着の丸襟を隠れてしまわないように、表に見える様にするにはどうしますか?」など自分で考えたたんでもらいました。
普段、家に有るはずの肌着や靴下が教室にあることが子どもたちにとって新鮮で、本物を使って畳むことで現実的で楽しそうにたたんでいました。
その他、布地の繋がっている方を「和」と言い、和を上にして立てて置くと「きれいに見える」と特に女の子が喜んでいました。